2002年9月のつぶやき



その4

帰国後の最初の本番はRIKKIとのデュオライブ。

帰国とか出国って言ったって、もうほとんど毎月のようになってしまっているので
感慨なんてものはないのだけれど、確かに頭の中の何か使う場所が変わる気がする。
イタリアにいる間は日本のことはすっかり忘れてしまうし、
日本にいる間は日本のことで頭が一杯になる。
でも、意外と粘着性質らしい私には、
この生活パターンはストレスが半分になるようで良いみたい。

RIKKIの新譜はイタリアにも持参して、シエスタのBGMにしたりしていたが、
モンツアのベットで横になって聴いていると、全くワールドミュージックに聴こえるし、
帰国して世田谷のマンションで聴いてみるとポップスだなぁと思う。


RIKKIの声とピアノ一本だけのライブ、1年ぶり。
久しぶりのリハーサルは音を出した瞬間、懐かしい感触。
RIKKIの声の優しさのせいか、それとも、一緒に経験した
いろいろな時間が蘇るのか。



その3

作曲家のマウリツィオ・ピサ-ティ氏に電話。

ピサ-ティ氏の奥さんのエレナ・カーゾリはリュートもエレキギターも弾ける
素晴らしいギターリスト。
3年前、彼らが日本へ招かれた時の演奏会で
私がピアノを弾いていたり、ローマの演奏会でも顔をあわせたりして仲良くなり、
私がミラノへ行くたびに一緒に食事しよう、と誘ってくれる。
彼はクロスオーバーに活動している気鋭の作曲家なので
よいアドバイスをもらえるのでは、、と閃いたのだ。
閃きは的中で、それは面白い面白い!話し合おう!と
かなりよい反応。

彼らは別荘で避暑中、、おいでよ、、というので、会いに行ってきた。
なんだか今回は湖めぐり三昧だ。
観光では味わえない、イタリア人の夏のバカンスを
一緒に味わえて、ご馳走になって、そして
おまけに仕事の話も進めちゃうとは虫のいい話だ、、、。

あとは帰国して日本のディレクターと具体的に話をして、
またイタリアへ行ってピサ-ティと音楽作り、、、という段取りか。


ところで、私が夏のバカンスを過ごしたイタリアやスイスの湖、
モンツアの話は作曲家杉山洋一のコラムでも読めます。
水牛のサイトの中の「水牛のように」月一回更新。
http://www.ne.jp/asahi/suigyu/suigyu21/
「しもた屋之噺」


その2

ちょうどモンツアに着いた日に、
指揮者のB氏よりモンツアに電話を頂いた。
今着いたところです、、、、と言うと、
明日からでもまた別荘に来ないかとのこと。

先月も別荘ですっかりお世話になってしまったのだが、
今回はその御礼に、日本の現代音楽作品のスコアなど持参していた。
奥様が日本人で、日本食大好きな不思議なイタリア人の彼だけれど、
邦人現代作品のスコアは、
日本食や名産品などより余程喜ばれそうだ。

翌日にはミラノに戻って来ている氏と待ち合わせして
車で3時間かけてルガーノへ。

車の中で思いがけない話を聞いた。
来年の音楽祭のアンサンブルのソリストに
AKIを起用してはどうか、という話があるそうだ。
メッツエーナ先生がB氏と作曲家J氏に
私を推薦して下さったようだ。

予算が決まっていないからまだ確実ではないそうだけれど、
とにかくそういうチャンスを大事に、丁寧にお仕事して、
次へと広げてゆけるといいな。

勢いついて、次のCDのプロジェクトについても
頭がぐるぐると回る。



その1

誕生日は成田発ミラノ行きの機上で迎えた。
この夏二度目の渡欧。今回は本当のバカンス。

でも実はちょっと下心もある。
2枚目のアルバムを出してからFFがらみや、友人のアルバム製作に参加したのみで、
自分のアルバムを作るのに、いま一歩アクセルがかからなかった。構想がふくらみす
ぎて取りかかれないでいた。
もしかして、最近の活動で知り合った欧州の仲間たちに相談持ちかければ、実現する
かもしれない。


・・・そんな下心。